【読書感想】「賢い子」に育てる究極のコツ
珍しく育児本の紹介。
先に言いますと、私は育児本を購入したことはなく、今回が初めてです。
なので、この記事を興味深く読めるであろう子育て中の方よりはるかに勉強不足です。
とはいえ、立ち読みやネットサイトなどはよく見ていていつも「へぇ~」「そうなのか~」とは思っていました。
そんな中「これは買って読む!」と思った唯一の本でした。
なぜ、買おうとまで思ったか?
本屋でたまたま新刊の文庫本コーナーで見かけて、手にとってわりとすぐに「これは買おう」と思いました。
理由を3つ挙げます。
- 脳の構造を軸にした考え方をしている
- やること、やる時期が具体的で理由も論理的
- 筆者が子育てしていて実際に賢い子を育てている
逆説的にいうなら
- 根拠なく「こうするとこういう子が多く見られる」というだけの本ではない
- 「興味を持ったものをやらせよう」という抽象的な内容ではない
- 論より証拠ができてない
という、本ではなかったとも言えます。
で、
本の内容はこのイラストでほぼわかります笑
あとは補足的に「脳に良い朝食」「脳に良い睡眠」「脳に良い勉強法」などが紹介されています。
単行本としては2016年4月に出版されているので、内容の詳細は他の方のブログに委ねます笑
で、
ここから本の内容を踏まえて、極めて個人的な感想を書いていきます。
勉強できない子でピアノがうまい子はいなかった
そういえば、小学校の頃に勉強ができない子でピアノを弾ける子はいなかったです。
ピアノが弾けるとそれだけで知的に見えますが、実際に勉強できる子ばかりだった気がします。
子供の頃に興味を持ったものは大人になってから趣味になりやすい
本文にあった通り、確かに大人になってから「ピアノをはじめてみよう」と思う方のほとんどは「小学校の頃にやった」というような人が多そうです。
「花の写真を撮るのが好き」な人は子供の頃に花の名前を覚えるのが好きだった人が多そうです。
これは鉄道好き、野球好き、カラオケ好き、マンガ好き、本好きなどなど、かなり多くのことに当てはまりそうです。
そう考えると子供の頃にたくさんのものに触れさせて興味を持ったものを伸ばすのは確かに大事ですね。
大人になったときに好きなものがある、というのはすごく大事ですから。
自分はというと
私は両親が共働きかつハードワーカーだったので、他の人から心配されるくらいの放任子育てを受けました。
そのせいもあってか、未だに花の名前、車などの乗り物の名前、動物の名前、正座の名前、食べ物の名前などなど、子供の頃に図鑑や絵本で知りそうなことを我ながら引くぐらい知りません。
そして、いまだに興味があまりわきません。
その反面、小学校5年くらいからですが、家ではよく新聞を読んでいたので、政治や経済の話は人よりできますし、今も人一倍興味もあります。
そしてバイオリンを5歳から習っていたので、音楽好きも続いています。
自分がこういった趣味嗜好を持っているのも幼い頃の育てられ方によるものなのかと妙に合点がいきました。
バラエティー番組好きはコミュニケーション力があがる?
本文にはないことでもうひとつ思うのは、いわゆるテレビっ子で、バラエティー番組をよく見ていた人は子供の頃にコミュニケーション力はあがるのではないかということ。
簡単に言えば「こうすると面白い」がわかるようになりますから。
私のまわりでは話上手でコミュニケーション力がある人でバラエティー番組を見ていない子はいなかったですね。
対極のこと(やっていはいけないこと)も学ぶ
本書は「おすすめすること」ですが、反対に「おすすめしないこと」を学ぶことも大切ですね。
そこでおすすめするのは以前に書いた黒子のバスケ脅迫事件の最終意見陳述です。
これは「子育てに問題があり社会に適応できなくなった子供が、大人になってから幼少期の体験を分析している」点において唸るほどの説得力があります。
ついでに調べたこちらのサイトの内容も素晴らしかったです。
- 本書
- 黒子のバスケ脅迫事件の最終意見陳述
- 知らなきゃマズイ!子育てでやってはいけないこと7選
良い子育てをするために読むものとして、個人的にはもうこの3つだけで十分かと思っています。
まとめ
そんなわけで、単なる育児本としてだけでなく、脳の勉強にもなり、自分の幼少期がどんなだったのか興味が湧く本でもあります。
そして、「賢い子」と「好奇心旺盛で人生を楽しんでいる大人」がほぼイコールで繋がるように思いました。