東野圭吾の白夜行を8年ぶりに読み返してみたら最高だった!

最高傑作の小説!
先日ふと白夜行が読みたくなり8年ぶりに読み返しました。
結論から言うと、
また何年後かに読むこと間違いなし!
と言える面白さでした。
あらすじとかその辺りは他のサイトに任せます笑
初回は4時間ぶっ通しで読んでしまった
白夜行を読み返すのは今回で4回目。
大して読書家でもない私が800ページの大作を4回も読んでいることがものすごく異常なことです。
最初に手にしたときはこたつにはいって読み始めてから4時間くらいぶっ通しで読んだことを覚えています。
今回は通勤電車で読んだのですが、行きも帰りも通勤電車の時間が楽しみで、通勤時間がいつもの半分以下に感じました。
東野圭吾作品の特長が全開!
東野作品に通じて言えることですが、文章は淡々としていて、まるでテレビでアナウンサーがその日のニュースを次々と紹介するように話が進みます。
この「淡々と」「次々と」進む文章が気持ちよくてずーーっと読み続けていたい衝動に駆られます。
そして、それらの事件という「点」があとから「線」になって1本になり、読者は東野圭吾に白旗をあげます。
白夜行は東野圭吾作品の中でも、それらが抜群に機能している作品です。
ドラマも素晴らしい
2006年に放送されたドラマも素晴らしかったです。
こちらも3回くらい見ました。(どんだけ好きなんだ/笑)
白夜行の最大のポイントである「主人公2人の心理描写なし」「主人公2人が接触するシーンなし」というところはドラマではさすがに守られていませんが、それでもまた違った楽しみ方が出来て面白いです。
脚本も素晴らしいですが、役者も素晴らしいです。
特に渡部篤郎さんはあまりにもはまり役でした。
余談ですが、反対に「秘密」の映画はラストが最悪でした。。(ドラマは見ていません)
秘密 デジタルリマスター版 2枚組(本編ブルーレイ+特典DVD) [Blu-ray]
「秘密」というタイトルの意味がわかっていない人が脚本を書いたんじゃないかと今でも思います。。
新しい発見がなくても十分楽しい!
4回目なのでこれ、という発見も特にはないのですが、それでもやっぱり面白かった。
出てくる人物のイメージは完全にドラマのキャストになってしまいますが笑
連作のような構成のため、次から次へと登場人物が表れるのも飽きない理由かもしれません。
逆にこれから読む方は、重要な伏線を握っている人物が忘れた頃に出てくるので、できるだけ短期間で読むことをおすすめします。
まとめ
私史上、最高に夢中にさせる小説でした!
読み終えたばかりというのに、また最初から読みたくなる衝動に駈られます笑
この勢いで続編の幻夜を読もうと思います。