「未来の稼ぎ方」は何冊分もの情報が1冊になっていておすすめ!
何冊分もの内容に驚愕!
未来の稼ぎ方を読みました。
執筆者はモチベーションで仕事はできないを書いている坂口孝則さんです。
モチベーションで仕事はできないについてもブログに以前書きましたが、こちらを読んで以来、坂口さんのファンです。
今回はタイトルからして読みたくなります。
本の内容は、2019年~2038年に想定されること、それにあった仕事、稼ぎ方が紹介されています。
2019年―セブン‐イレブンが沖縄進出。大手3社が日本制覇
2020年―自動運転車が走り出し、自動車産業は転換期を迎える
2021年―東日本大震災から10年、インフラ危機とそのビジネスが勃興
2022年―総エネルギー需要がピークに。省エネ・コンサルティングが次なる売り物に
2023年―農業の6次産業化が進み、スマート農業が本格化する
2024年―アフリカで富裕層が急増
2025年―団塊世代が75歳へ
2026年―若者マーケティングのキーは、SNSと愛国になる
2027年―フジロック30周年
2028年―世界人口80億人を突破〔ほか〕
2029年 中国が人口のピークを迎える
2033年 30%が空き家に
2034年 AIが大半の仕事を軽減化、あるいは奪う
2036年 老年人口が3分の1、死者数も最大に
あとがき??に参考文献が紹介されていますが、恐るべき量です。
ビジネス書10冊分くらいの価値がある本です。
上記の各テーマについていったら本が1冊かけてしますので笑、小分けにして書いていきますが、まずは印象的だった下記3点についてのみ感想を書きます。
- ワンストップサービスが重宝される
- 「水」は日本の武器になる
- 2033年、空き家が30%になる
ワンストップサービス
複数の項目にあったのが「ワンストップサービス」が稼げるという言葉。
これは間違いなくそうでしょうね。
検索エンジン、ポータルサイト、保険見直し本舗など、手続きや調べものを一括でできるサービスは今でも色々とありますが、どの分野でもそれはより進化して重宝されるでしょう。
でも、きっともっと究極的なものができる気もします。
AIのお手伝いさん兼、秘書兼、ママ?のような。
「明日7時に起こして」
「確定申告しておいて」
「俺の好きそうなレストランを予約しておいて」
「今日はキャンセルって鈴木さんに連絡しておいてに」
「俺におすすめの物件見つけて契約してきて」
「ペットの散歩してきて」
「旅行いくから諸々の手続きと、荷物の準備と現地の予定を決めておいて」
などなど、食う、寝る、出す、楽しむ以外は自分の専属AIがワンストップで担うというか。
料理をするなどの人の手作業を代替えするにはまだまだ時間がかかりそうですが、情報を統括して提示することはもうかなりできてますからね。
お金はもうそんなになくても楽しく生きていけるようになっていますし、これからは時間がより重宝されるようになっていくのではないでしょうか。
「水」は日本の武器になる
世界人口80億人を突破し、今の発展途上国が、今の日本のような高度経済成長を遂げていくことを考えると、あれもこれも必要になりますが、一番大事になるのは水でしょう。
世界銀行の副総裁だったイスマル・セラゲルディン氏さんは、水不足によって起こりうる問題に関して、当時このように述べていました。
「20世紀の戦争が石油をめぐって戦われたとすれば、21世紀は水をめぐる争いの世紀になるだろう」
そう考えると日本が大分リードできている分野なので、各国への営業・販売を期待したいです。
「日本人は水と安全はタダだと思っている」と言われますが、日本の水、水の技術に改めて感謝をしました。
2033年、空き家が30%になる
本編と関係のない小話として「持ち家と賃貸はどちらが良いか」の問いに坂口さんが「悩む人は賃貸しかない」と見も蓋もないド正論を言っていたことも印象的でした。
まぁでも、これから空き家だらけになる中でも持ち家信仰の人は必ずいますし、食事が美味しくて、安全な食品と水、若い女性が1人でも街を歩ける安全、四季折々の美しさ、世界一の雪質、世界一きれいな海などに魅せられて、日本に永住する海外の富裕層(これからはインド人、アフリカ人)がいるので、そこまで悲惨なことにはならない気が私はしますがどうでしょう?
とはいえ、「空き家が30%」と聞くと、持ち家にするか迷う人にはやめておこうと思うでしょうね。
まとめ
おすすめ度:★★★★★
語り尽くされている内容も多いですが、数字でそれを検証していることもあり、興味深く最後まで読めます。
もう一度読みたい、人に教えたいと思う本でした!