幸福度調査にみる幸せの感じ方
先日こんなデータを見て、大変興味深かった。
違う幸福度調査では結果が真逆で「既婚女性>独身女性」だそうです。
とはいえ、私個人は「既婚女性<独身女性」の方が的を得ている気がするので、それについて書いていきます。
先に断っておきますと、アンケートをしたらこうなるよ、という部分も大きいです。
- 自由に使える時間は十分ですか
そんな質問があったら、既婚者のほとんどはNoになりますし、
- 自由に使えるお金は十分ですか?
そんな質問も既婚者はNoになり、「あ、じゃあ幸福度低いね」となるからです。
人は期待値に対しての結果で幸福を感じるもの
私の感想は「人は期待値に対しての結果で幸福を感じるものなんだなぁ」でした。
それぞれ書いていきます
独身男性
★「独身貴族」のイメージと違う
データをみると幸福度が最も低いですね。特に日本人男子は最下位ということでこれだけ見たら「世界一不幸」にも見えます汗
36歳くらいまで独身をやっていた身からすると、世界一かは別として、的を得ていると思います笑
独身男性の予想の姿(期待値)として「独身貴族」という言葉があります。
私は「独身一般人」で、なんとか「独身貧族」ではなかったのが救いでしたが笑、それでも独身と言うと既婚者の方からは「いいねー」「楽しいよねー」と「独身貴族」のイメージからきているであろう言葉をよくかけられました笑
独身女性と比べた時に独身男性の方がキツいのは、そういった周囲のイメージとのギャップがあり、自分自身も描いていたものと違うことを日々痛感することです。
- そんなにモテてないぞ
- そんなに金もないぞ
- 時間はあるけど別に予定はそんなにないぞ
「思っていたのと(期待値と)違うぞ」と自分自身も周囲もなるわけです。
そして独身女性との違いのもう1つに、男性の方がコミュニケーション能力の低さがあります。
アラフォーの独身女性2人で海外旅行へいく、とかはあっても、アラフォーの独身男性同士で旅行というのはなかなか考えにくいことです。
既婚者の中での飲み会でも女性の方が「子供の写真見せて」「抱っこさせて」「何年生だっけ?」と子供の話題についていったり、友達の子供と遊ぶ時間を楽しめます。
ちょっとした飲み会なども含めて、男性の方が行きにくく、結果的に1人になることが多いです。
人生の大敵である「孤独と退屈」へまっしぐらです。
★そもそも幸福度が高い人が結婚をする
独身男性でも幸せに生きるための条件を挙げると
- 貴族であること(稼いでいる)→モテやすいし、外に遊びに行きやすい
- 趣味があること(夢中になれることがあること)→モテなくても予定がなくとも毎日楽しみやすい
このどちらかまたは両方を満たさないと難しいです。
が、
実際に上記のどちらかでも兼ね備えた人は独身者にあまりいません。
なぜか??
そもそも論ですが、そのどちらかを持っている人は結婚できるからです笑
もっと言ってしまえば幸福度が高い毎日を送っている男性は、結婚相手にふさわしいです。
幸福度が低い男性はそもそも結婚相手にされにくいです。
つまり、
独身だから幸福度が低い
のではなく、
幸福度がそもそも低いから独身
ということも大いに考えられます。
独身女性
★「負け犬」のイメージと違う
20年ほど前は、30歳過ぎて独身の女性は「負け犬」と表現されました。
※今では考えられない暴言ですね汗
で、
私の周りの独身女性は、結構な割合で「“意外と”楽しいんだよね」と言います。
失礼ながら、40歳を過ぎて独身の女性を前にして「独身なんだ、いいねー、楽しいねー」とはなかなかなりません。
このあたりが独身男性と違います。
つまり、自分も周囲もそんなに高い期待値がそもそもないので、
- 意外とモテてるよ
- 意外とお金もあるよ
- 時間があるから独身友達とよく旅行に行くよ
と、独身男性とは異なる結果になります。
それ故に「意外と楽しい(幸福度高い)」となるのではないでしょうか。
★そもそも幸福度が高い人が独身になる
女性の場合は幸福度が高い人が結婚出来やすいかと言ったらそうでもないです。
独身女性が幸福であるためには「そこそこいい女の自負」が大切です。
- 意外とモテてるよ
- 意外とお金もあるよ
- 時間があるから独身友達とよく旅行に行くよ
この3つをクリアできてないとその自負は持ちにくいです。
しかし、「婚活女子の特徴」にも書いた通り、こういう女性はなかなか男性が口説きにいかないものです笑
そして当然、男性に求めるものも高くなります。
結婚は遠のきますが、時間もお金もあり、そこそこモテれば独身生活は楽しめます。
翻って、幸福度が低い女性(そこそこいい女の自負がない女性)はどうでしょう?
- モテてないよ
- お金がないよ
- 時間があるけど独身友達と旅行に行く余裕はないよ
という方にとって、結婚は大きな大きな大きな大きな「ワンチャン」です。
つまり、
独身だから幸福度が高い
のではなく、
幸福度がそもそも高いから独身(結婚を機に人生を変える必要がない。現状で十分幸せ)
ということも大いに考えられます。
既婚者の場合
既婚者の考察は一瞬で終わります笑
「毎日大変ですか」→「はい、大変です」
「じゃあ幸せじゃないですね」→「いえ、大変ではありますが幸せです」
そんなところです笑
つまり、一長一短がすごく大きいので、どちらかに振り切ることは難しいので、アンケートしたら65点くらいになりがちです。
プラスで言えるのは、半数以上の人は両親を見て育っているわけです。
夫婦喧嘩や、いざこざをしながらも離婚しない親の姿を見て育っているので、良くも悪くも超現実的になります。
超現実的な場合、期待値も結果も大きく変わらないので、0にも100にもならず、やはり65点くらいになります笑
失礼ながら、シンママ、シンパパの家庭の場合、そういうロールモデルがないため、いざ自分が夫婦になると期待値との違いが生じやすいです。
親が離婚していると子も離婚しやすい、という理由の1つにこのあたりがあるのではないでしょうか。
また、既婚者といっても子供の有無でもまた違う結果になると思いますが、私の知る範囲で最も幸福度が高いのは「子供のいない夫婦」です。
失礼ながら、最も「もともとの期待値が低い」から幸福感を得やすいんだと思います。
ただ、これもそもそも論として「子供がいなくても一緒にいたい同志」の方々ですから、期待値を抜きにしても、もともと幸福度が高いのではないでしょうか。
まとめ
・人は期待値に対しての結果で幸福を感じるもの
・幸福度調査は「そもそも論」で説明できる部分が大きいのでは?