ドラゴン桜などの作者、三田紀房さんの仕事ぶりがさすがだった!

 

漫画家の三田紀房さんの記事を見て「さすが!すごい!」と思ったので紹介します。

 

 アシスタントは週休3日、残業は禁止

現在、三田のアシスタントが働くのは9時30分から18時30分まで。休憩は自由にとることができるが、残業は禁止されている。彼らは原則週4日勤務で、長期休暇を含めて年間約160日の休みが与えられている。「ちなみに、甲子園のシーズンも休み」と三田は笑う。

勤務時間が定められていることで、アシスタントは集中して業務を進められる上に、休日にはじっくりと自分の創作活動に打ち込むこともできる。漫画家といえば徹夜続きでハードワークというイメージだが、三田はひとつひとつその中にある習わしに疑問を持ち、職場環境を整え、業務の効率化を推進してきた。
~中略~
「漫画家になりたてのころ、先輩から『仕事場ではお菓子を絶やすな』と言われていたんです。そういうものなのかなと思ってお菓子を置いていたら、アシスタントがそれを食べながらムダ話はするし、タバコは吸いに行くし、ダラダラと仕事をしていたんです。これは効率が悪いなと思って、お菓子を置くのをやめました」

「作画の完全外注」という前代未聞のシステム構築

三田は働き方改革をさらに推し進める。今回の『ドラゴン桜2』では、漫画の絵を描く作業をすべてデザイン会社に外注してしまうという。背景だけでなく、人物もすべてだ。これは漫画界でも「初めての試み」だという。
~中略~
「僕はもう絵は描きません。シナリオを作って、構成をして、終わり。作画は全部おまかせする。手っ取り早く言えば、漫画界のアップルみたいなものですよ。アップルは設計だけ自前でやっていて、製造は海外の工場に任せているじゃないですか。それと同じことです」

webの活用

「漫画は一つの情報産業ですからね。読者が求めているものを描かないと、人気も出ないし連載も続いていかない。前作『ドラゴン桜』の頃には、読者の意見を聞く手段はアンケートハガキしかなかったんです。でも、今はSNSもあるし、私自身のホームページもある。情報を獲得するツールが増えたので、そういうものを駆使して、読者が欲しい情報をリアルタイムで出していくことができるんです」


引用元:https://news.yahoo.co.jp/feature/824

三田紀房さんと言えばドラゴン桜の作者です。

ドラマ化され、社会現象にもなりました。

東大出身のホリエモンが「ドラゴン桜の通りにやれば誰でも東大に入れる」と言うほど内容が的確で、確かに読んでいると「東大の入り方」がわかりますし、「何をやるにしても取り組み方がすごく大事」と思わされます。

ただ、私の場合、

 

三田紀房さんというとドラゴン桜よりもビジネス本のイメージが強いです。

 

なぜかと言うと、

 

ものすごく良書だったからです。

 

読んだ頃はスマホもない時代でしたし、貪るように本を読んでいました。

正直なところ、その中で、10年近くが経過した今でも人におすすめしたいと思うような良書は極々一握りですが、その一握りに確実に入るのが三田さんの本です。

まず、タイトルにひかれて手にしたのがこちら。

 

個性を捨てろ! 型にはまれ!

【目次】
第1章 成功したければ『型』にはまれ!!
第2章 企画もアイデアも『型』でつくられる
第3章 これまでの自分を崩せ!!
第4章 タテ社会は素晴らしい!!
第5章 選択肢なんていらない!!
第6章 島国根性を磨け!!

 

本の特徴を私なりに解説するなら

 

「ビジネス本を手にする種類の人達が抱きやすい妄想を論理的にわかりやすく論破していく」

 

ところです。

例えば・・・

はっきり言って、あなたは「オンリーワン」ではない。いや、少なくとも社会はあなたの「オンリーワン」など求めていない。

自分はオンリーワンだと思う(または思いたい)人達は、普通の人が普通にやる普通のことを拒みがちです。

それに対しても答えをくれます。

箸の持ち方やかけ算の九九だけではなく、仕事から勉強、そして人付き合いまで、あらゆる場面に『型』は用意されている。その『型』をいち早く探し当て、自分のものとして身につけられるかどうか。それだけが、最短距離で成功するための条件なのだ。

ざっくりといえば基礎の大切さと、妄想よりも目の前のことを手際良く、効率良くやるんだよ、と説いてくれているわけです。

 

そして、続けて読んだのがこちら

 

汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~

 

タイトルの付け方からしてうまいです。

 

「淡々と飄々といい感じにうまくやりたい」私にはドストライクなタイトルです笑

 

10年近く前にこの本を読んだ影響が今でもあるんだと今更思いました笑

こちらにも印象的なことがたくさん書いてありますが、今でもしっかりと覚えていることは

仕事は「ONとOFF」で考えず「HIGHとLOW」で考えよ!

の部分ですね。

当時は「なんで休みの日に仕事の電話をでないといけないんだ!」と思っていましたが、この言葉でラクになりました。

完全なOFFをしたら翌日からの仕事が辛くもなりますし、OFFではなくLOWととらえる方が結果として良いと思ってそれはずっと実践しています。

他にも勉強になることがたくさん書いてありますが、筆者からのコメントがすべてを表しています。

─著者からのコメント─

汗をかく自分、いつも忙しく走り回ってる自分に酔ってはいけない。にやにやしながら「また終電まで残業しちゃったよ」なんて自慢してはいけない。そんなもの、自分は要領の悪い無能な男だと公言しているようなものだ。汗なんか、美徳でも勲章でもない。ただの老廃物である。ほんとうに仕事ができるやつ、勉強ができるやつは、無駄な汗なんか流さないし、自分の汗に酔ったりしないのである。

 

まったくもってその通りですね。

ちなみにこちらの2冊が好きな方はこちらもおすすめ。

 

◆関連ページ◆

モチベーションで仕事はできない

 

紹介した上記の3冊に共通しているのは

 

凡人が結果を出すためには何をするべきか

 

論理的に書いてあるということ。

 

  • モチベーション
  • やりがい
  • 自己表現
  • 自己実現
  • ポジティブシンキング

 

こういったものを語るのではなく、ただただ論理的に教えてくれます。

10年近く前にそれを書いていた三田さんが「漫画家ですから、徹夜で気合いでやってますよ」と言っていたらがっかりするところですが、三田さんの仕事に関する最新情報が、はるか上の次元にいてくれてとても嬉しかったです。

 

私が好きな「淡々と飄々といい感じにうまくやる」をすごいレベルで体現されていました。

 

素晴らしい!

 

・・・この記事を書くにあたり、ネットでアレコレ調べたら三田作品の漫画も読みたくなりました。

 

面白そうなので近いうちにこちらを読んでみます↓

インベスターZ

 

 

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