誤爆メールから彼女ができた友達の話

LINEで送信取消ができるようになりましたね。
多分誰しもがほしかった機能で、今までLINEはもちろん、メールにもなかったのが不思議なくらいです。
「A社とはもう取引やめとけ」というメールをA社に送ってしまった、なんていう誤爆エピソードは世の中に溢れていますからね。
私も公私に渡り何度か誤爆したことがあります。
その中でも忘れられない素敵な誤爆エピソードを紹介します。
合コンに素敵な女性が2人きた!
まだ独身で婚活をしていたころ、ある合コンに参加しました。
そこそこ盛り上がり、その後も同じようなメンバーで2~3回やったのですが、3回目は2対2になりました。
2次会でカラオケに行くほど盛り上がり、女性2人はどちらもとても素敵な人でした。
男友達(以下、タカシ)も私も「どっちもイイ!どっちもイケる!」などと言っていたのですが笑、タカシと1人の女性(以下、ユウコ)は土日休みで、勤務地も近くで、私ともう1人の女性(以下、エミ)は主に平日休みで、それが決め手となり
- タカシとユウコ
- 私とエミ
という組み合わせがなんとなく決まりました笑
酔った勢いで誤爆!
その後、それぞれが連絡をバラバラにしていて、私はユウコもエミもすごく良い感じのやり取りができていました。
調子に乗った言い方すれば「どっちもオトせるじゃん!」という感じでした笑
ユウコとエミは親友なので、どちらかしか誘えません。
なんとなくの担当は決まったものの、念のためにと思って食事に誘う前にタカシに連絡しました。
今でも覚えているのは自宅で1人で焼酎をかなり飲んでました。
大体こんなメール文をタカシに送りました。
─────────
タカシはその後どう?僕はユウコ、エミの両方ともまだやりとりしてるんだけど、どちらもすごく好感触!!笑 そして多分僕ら2人とも印象良いよ! 2人ともかわいいし、良い子なのでどちらか1人なんて選べない!なんて贅沢!笑 タカシ、どっちいく?やっぱり勤務地も近いしユウコ?僕は正直、ユウコもエミも好きなのでどちらでもOKだよ!選んでください!笑
─────────
※男同士の井戸端会議なんてこんなものです笑
そして、瞼が重い中、送信しました。
その瞬間、あれ?という気持ちになり送信済みメール(当時はLINEではなくメール)を確認すると、、、
宛先がエミ!!
眠気も酔いもすぐになくなり、エミに電話をしました。
「ふざけた内容でごめんなさい」と謝罪をしないとと思ったわけです。
しかし、電話は繋がらず。。
それなら、とすぐにタカシに電話をしました。
「はい?(電話は珍しいけど何事?)」
「タカシ、すまない、これこれこうで~」
「あ~、別に平気だから気にしないで。」
仕事の合間だったようでそのくらいの会話でした。
電話が繋がらなかったのでエミには謝罪のメールを送りました。
誤爆メールの翌日
エミから返信メールが届きました。
恐る恐る開いてみると、、
「久しぶりに自宅で腹抱えて笑いました!最高に面白かったです!気にしなくて良いですよ~」
という内容でした。
安堵したのは言うまでもありません。
彼女のおおらかさに感謝しました。
そして、タカシからも連絡がきました。
「どちらかと言えば勤務地近いしユウコとと思ったんだけど、そんなに食いつきよくなくて。なのでこれでおしまいかもなので、誤爆は全く気にしてない」
とのことでした。
まぁ、それなら私がユウコ担当(?)なのは全然良かったのですが、誤爆を受けたエミが、それで何も無しだったらそれはそれで申し訳ない気がしました。
「エミとはどう?」
と聞くと
「なんとなくユウコのつもりでいたからなぁ。どうしようかなぁ」
とのことでした。、タカシが言うので、
「それなら食事に1回誘ってほしい!あんな内容見たらエミは僕らのどちらかからはご飯に誘われると思っているだろうし!頼む!」
「別に構わないよ」
そんなことで、僕はユウコを、タカシはエミとそれぞれご飯に行くことになりました。
2人で食事に行ったら急展開
それから1週間ほどしてタカシから連絡がきました。
「やばいっす、ドストライクです!」
要約するとそういう連絡でした笑
聞けば、グルメと写真という2つの趣味が同じだったことがわかり、他にも共通項が多く、2人での食事の時に話題が絶えなかったそうです。
グルメが趣味の2人ですから、あそこのお店に行きたいね、あそこも良いよね、という話が次から次に出たらしいです。
エミは元々感じがよくてかわいい人でしたからすっかりタカシはテンションがあがりました。
そして、
あっという間にタカシとエミは付き合い始めました。
で、私はというと・・・
ユウコもとても素敵な人でした。
3~4回くらいご飯に行きました。
ですが、休みが合わないため、遅い時間からご飯行くことしかできず、なかなかテンションがあがらず、付き合ってもこれだとなぁ、映画に行くとかそういうことも全然できないしなぁ、なんて思っていたらなんとなくそのままフェイドアウトとなりました。。。
・・・当時は今ほど思い通りに休みことができず、何度か土日休みの人とご飯に行ってもテンションがあがりきらずにフェイドアウトすることが多かったです。
こちら↓にも書きましたが、休みたいときに休めることは大事ですし、平日休みの人は土日休みの人よりも婚活においては不利です。。
◆関連ページ◆
誤爆から数年後・・・
その後もタカシとエミは順調に交際を続けました。
ちなみに彼らも休みが合わないですが、勤務先が「有給休暇を積極的に取ってくれ!」という同士だったので、月に1~2回は休みを合わせられるそうで、なおかつエミは定時に退社でき、すぐ近くで1人暮らしをしていたので、休みのタカシがエミの帰りを待っていたり、そこまですれ違いがなかったそうです。
本人たちが言うには「毎週末休み同士より、程よいすれ違いがむしろ良い」とのことでした。
そして、誤爆メールから数年の歳月を経て・・・
先日、タカシとエミは結婚しました。
2人の結婚式の司会は私が務めて、私も嬉しい気持ちになりました。
タカシは今でも「あの誤爆がなかったらご飯に誘ってないから結婚していない」「誤爆に本当に感謝をしている」言ってくれます。
もし今、誤爆していたら取消機能で削除しますから彼らは結婚していなかったわけです。
そう考えるとほんのちょっとした積み重ねで運命は大きく変わるものだと痛感します。
今にして思うと誤爆の内容が「あの女は嫌だよね」みたいなことではなく、ただただ「かわいくていい子だ!」という内容だったので、エミとしては不快なものではなかったわけです。
そういう内容で本当に良かったです笑
おかげで今でもエミとも仲良くさせてもらってます。
ちなみにユウコとも、タカシとエミの結婚式で数年ぶりにお会いしましたが、素敵な旦那さんを連れていました。
少し話したらやはりいい人で、休みがあっていたら、またはタイミングが違っていたら私が結婚したかもなぁ、などと思い笑、つくづくちょっとしたことで運命は変わるものだと思いました。
私もその後結婚しましたし、4人とも結果オーライとなりましたけどね。
とはいえ、LINEに誤爆取消ができる機能が付いたのはいいことです。
ほとんどの場合は悲惨な事故になりますからね。
こんな素敵な誤爆エピソードは他には滅多にないでしょう笑