横澤夏子さんですら100回も!?婚活パーティーをおすすめしない3つの理由

 

お笑い芸人の横澤夏子さんが婚活の本を出したそうで、100回くらい婚活をやったのだとか。

婚活パーティーに参加したことがない人からするとびっくりする数字だと思いますが、婚活男子だった私が知る限り、婚活パーティーやそれに準ずる飲み会に100回以上行っている人は全然います。

だから「あら!こないだも会いましたよね?」とか、カップリングして個別に食事に行ったけどうまくいかず、連絡が疎遠になった人とまたパーティー会場で会って気まずい、というようなことも結構あります。

友達のまさにその現場に立ち会ったこともありましたし、私自身も合コンに呼ばれて行ったら10日前くらいに合コンした女性メンバーが勢揃いしていたこともあります笑

婚活パーティーの種類

婚活パーティーと一言でいっても、色々なタイプがあります。

 

  • 乾杯したらあとはずーっとフリータイムの「立食パーティー形式」
  • たくさんの人と1人ずつ個別で話す「連続お見合い形式」
  • 5対5くらいで食事をする「合コン形式」
  • 2~3人1組で5組くらいと次々と話す「連続合コン形式」
  • BBQやボウリングなどの「イベント形式」

 

だいたいこちらのどれかになります。

「婚活パーティー」と言うと「立食パーティー形式」と「連続お見合い形式」の2つを指すことが多く、どちらも一度に多くの人に会えます。

イベント形式、合コン形式は同姓同士の兼ね合いもあるし、良い人がいないとなっても途中で帰るわけにもいかず、拘束時間、精神面、体力面でもしんどいです。

効率を重視するなら、より短時間で、よりたくさんの人と出会えた方が良いですから「立食パーティー形式」と「連続お見合い形式」の2つのやり方こそ最強!!

・・・と、婚活している女性の多くが口にすることです。

 

が!

 

私はそうでもないと思います。

 

ゴールは「出会いの数を増やすこと」ではなく「結婚」

そもそも論にはなりますが、ゴールは結婚です。

もちろん、厳密にいえばその後の幸せな生活ですが、婚活中の方にとっての一先ずのゴールは結婚で間違いないでしょう。

 

一般的に、

 

出会う → 2人きりで会うようになる → お互いに好意を持つ → 付き合う → 結婚

 

という流れになります。

出会いが多くなればなるほど選択肢が増えますが、同時に「次がある」「次はいい人がいるかも」となり、膨らむ期待はいつしか現実の男性を遥かに上回り、典型的な婚活女性に仕上がってしまいます笑

となれば、次のステップに進むこともなくなりますし、進んだとしてもちょっとでも嫌なところが見つかれば「また次がある」で振り出しです。

付き合う時も「これくらい(の男)で妥協しよう」という気持ちもセットだから始末が悪いです笑

まぁ、この辺の「目移り問題」は語り尽くされていますね。

 

で、

 

私はそれ以外にも問題が3つあると考えます。

 

  1. 1つ1つの出会いを大切に出来ない
  2. 共通の友達、知り合い、思い出が無い中で親睦を深めないといけない
  3. 婚活が趣味になる

 

1.1つ1つの出会いを大切に出来ない

例えば、今まで聴いた曲の中で一番好きな曲はなんですか?

 

 

・・・考えてみてください。

 

 

・・・でました?

 

 

では質問です。

 

 

その曲は最初に聴いたときから「一番好きな曲」になったでしょうか?

 

 

多分、ほとんどの方はそうではないでしょう。

過去に一番好きになった人も同様に「初対面から一番だった」という人はあまりいないでしょう。

 

人が何かを好きになるのに、時間がかかることは普通のことです。

 

限度はあるにせよ「まだこれははじまりだから」という寛大な気持ちを持たずに「次がある」ばかりで出会いの1つ1つを粗末に扱っていてはいつまでもゴールに到達できません。

 

・・・ちなみに

 

松田聖子さんの「ビビビ」発言は、多くの人たちが「結婚相手はビビビときた人!」という勘違いをしてしまい、日本の結婚率を下げたと思います笑

※なお、ビビビ婚の方とは2年半で離婚してます。

 

2.共通の友達、知り合い、思い出が無い中で親睦を深めないといけない

例えば「連続お見合い形式」で知り合った人とご飯に行ったとします。

話の突破口として「この間は楽しかったですね」など、前回の時の話をする事は多いです。

その「この間の出来事」に何もエピソードもなく「一緒にいた奴は会社の後輩でさ」という話もなく、会話がスタートするわけです。

 

初対面の人といきなり2人きりにされているのとほぼ同じですから、かなりきついです。

 

ついでに言えば、友達や、友達に対する態度などの「私以外の人と接する彼の姿」から、彼の性格がいくらかは知れて安心感を持てますが、それもありません。

そういった事前情報がろくにない相手と対峙すると、多分、子供のように天真爛漫な人じゃないと、人として(女性として)の防衛本能、危険察知能力が無意識のうちに働いて、警戒心が簡単には解けないと思います。

そんな中で「楽しい時間を提供して」と求められる私たち男性の気持ちも理解をしてほしいものですが笑、当然、女性も警戒心が解けない中で会話は楽しむことはかなり難しいです。

 

・・・合コン形式、イベント形式ならこの問題がかなり緩和できます。だからおすすめです。これについてはまた別の機会に書きます。

 

3.婚活が趣味になる

横澤さんのインタビューが象徴的です。

「1回目から5回目くらいは会場に入るだけでワクワクして。でも、そこを過ぎて慣れてきて、集まった男性を見ながら、“なんで私はこんなところに来なきゃいけないの?”とイライラに変わり(笑)。

20回目を過ぎると、仲介業者のように友達から頼まれて連れて行ったり。80回を超えるともう悟りの境地ですよ。“私、趣味でここに来ていますから”って。

 

実はこの「婚活の趣味化」が3つの中で一番問題です。

 

婚活女子の教祖、東村アキコ先生のお言葉を拝聴しましょう。

実際、倫子(※婚活マンガ「東京タラレバ娘」の主人公)たちのモデルにしている女の子も、趣味がない子ばかりで。でもその中の一人を私がK-POPアイドルにハメたら、友達だった男の子とあっという間に結婚したんですよ。分散されたんでしょうね。いろいろと。かっこいい男の子はアイドルを追いかけることで楽しめばいい。食べ物の趣味が合うとか、「アメトーーク!」を一緒に見られるとか、そういうパートナーがいれば十分楽しいんですよ、生活って。

 

男性へ求めるものについて「理想が高い」「妥協しろ」ではなく「分散」させろ!とアドバイスをしています。

 

いやはや、素晴らしい!!!

 

確かに・・・男性に求めるものが多い人は趣味がない人が多いです。

 

自分の人生に求めているものが男性に集中してしまうんでしょうね。

 

「趣味がない」という言葉が「色々ある」とか「色んな人とランチに行くのが趣味」に変換されていることがあり、本人も趣味がないことが自覚できていないケースもありますね。

 

趣味がない → 婚活開始 → 趣味が婚活

となり、

男性への理想化、自意識の過剰化がすすみ、理想と現実の区別がつかない人になってしまいます。

 

・・・ちなみに東村先生は「結婚したいならアイドルオタクになれ」と言っています。

独身の時って、24時間自分のことだけ考えている状態なわけですよね。主人公は自分で常にステージから降りられない。前髪を切り過ぎた中学生が「うわー! もう明日学校に行けない! 」って自意識が強すぎて悩む、みたいな状態がずっと続いているわけです。それってすごく大変なことだと思う。

私の周りで本当に幸せを満喫している人って、既婚も独身も関係なく、みんなアイドルが好きなの。彼女たちは求めるトキメキを全部アイドルに委ねていて、コンサートは疑似デートとして楽しんでいる。しかも、そこで夫や恋人をないがしろにするんじゃなくて、一緒にアイドル道に引き込んだりするんですよね

 

目から鱗の名アドバイスではないでしょうか。

 

ただ、

 

婚活パーティーとかで「○○の追っかけしてて」といきなり明言するのは避けた方がいいかもしれないですね。

 

婚活パーティーおすすめの人

とはいえ、巷には婚活パーティーが山ほどあります。

婚活パーティー(立食パーティー形式、連続お見合い形式)に向いている人はどんな人でしょう?

私が思うに条件は3つです。

 

  1. 20代
  2. よく笑う
  3. 「合コンさしすせそ」を含めたリアクションがちゃんとできる

 

「1つも該当しない」という方は少なくとも立食パーティー形式、連続お見合い形式の婚活はやめた方がいいです。

 

傷つくことの方が圧倒的に多いですから。

 

それでも参加し続けるのでしたら、婚活疲れからの悟りの境地(一喜一憂しない、もう何も期待しない!)に行くしかありません笑

 

しかし、この3つのどれか1つでもクリアできていれば少なくとも「ご飯に誘われる」「2人きりで会う」ところまでは進む確率は高いです。

 

それでいうと、

 

横澤さんは3つ全てをクリアしている「婚活パーティーに超向いている人」です。

 

そんな横澤さんでも100回かかり、悟りの境地まで行ったと聞くと、あまりの効率の悪さに気が遠くなります笑
※婚活パーティーだけで100回ではないようですが

 

では、どういう婚活をしたらいいんでしょう?

 

理想的な婚活について、また次回書きます。

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