米津玄師「Lemon」がカラオケで歌われる8つの理由

今更ですが、米津玄師さんのLemonをようやくちゃんと聴きました。

いい曲ですっかり好きな曲になりました!

 

で、

 

この記事を書いている時点でYouTube再生回数429,735,152 回

カラオケに至ってはずーーーっと1位!!

 

こんな曲はもうでてこないんじゃないでしょうか?

ということで!

Lemonは「なぜカラオケで歌われるか」について書いていきます。

※「売れているから」という理由は割愛します笑

※音楽的分析についても次回書きます。

 

要点を先に書きます。

  1. イントロ、インタールード、アウトロがほぼほぼない
  2. 歌いやすい音域
  3. ちょうどいいテンポ
  4. メロディーに歌詞がきれいにのっている
  5. 歌詞が万人に受け入れられる
  6. 米津さんのクセのない声と歌い方
  7. 歌ってみると難しくて挑戦したくなる
  8. 米津さんがイケメン過ぎない

 

理由① イントロ、インタールード、アウトロがほぼほぼない

例えばXの「紅」を歌ったときに困るのは長い間奏(インタールード)。

カラオケでは「何したらいい時間?」と歌い手も聞き手も結構しんどいことになります。

イントロ、アウトロもないほうがいいですよね。

それでいうとLemonは完璧です。

歌い出して歌い終わったら曲も終了です。

会社の飲み会とかでやむ無く歌わないといけないときはこういう曲でさっと「自分の番終わり!」にできたら理想的です笑

 

理由② 歌いやすい音域

歌いやすいといっても2オクターブありますから音域は広いです。

しかし、その広さが低い方に寄っています。

サビの「あなーたとともーに」の所以外は一般男性の声域ならなんとか歌えます。

原曲キーでほとんどの人(男性)はちょうどいいはずです。

サビの「あなーたとともーに」の部分は裏声でもサマになりますし、シャウトっぽくてもサマになります。

むしろ歌い出しの「よかったでしょう」の「で」の低さに苦戦する方の方が多いでしょう。

下の「シ」の音はJ-POPではなかなか出てこない音です。

声として出すのは簡単ですが、歌い出して数秒で上の「シ」から1オクターブ下がって下の「シ」を歌うのは、結構難易度が高いです。
※理由⑦に続く

 

理由③ ちょうどいいテンポ

BPM=87のようですが、数字的なアレコレは置いておいて、このテンポ、カラオケにちょうどいいです。

というのも、アップテンポでもゆったりバラードでもないので、なんというか無理がないんですよ。歌うにしても、繰り返し聴くにしても。

カラオケで「なんでこのタイミングでその曲?」というのを回避できます。

 

理由④ メロディーに歌詞がきれいにのっている

昔の歌謡曲とまではいかないにしても、最近の曲にしてはきれいに歌詞がのっています。

これは「すぐ覚えられる曲」、もっと言えば「1番が歌えれば2番も歌える曲」です。

最後の最後で「苦いレモンの匂い」でフェイクをしていますが、それくらいなので、「なんとなく」であればかなりの人がすぐに歌えるようになります。

カラオケで多くの人に歌ってもらうには覚えてもらうことは必須ですからね。

 

理由⑤ 歌詞が万人に受け入れられる

レクイエム的な歌詞とのことで、単純な失恋ソングになっていない点が幅広い年齢層に受け入れられた理由として挙げられます。

また、「僕」、「君」、ではなく「わたし」「自分」、「あなた」としたことで、大人の曲になり、性別を越えた曲になっています。

「万人が共感できる」というよりは「万人が無理なく受け入れられる」歌詞ですね。

 

・・・少し前にカラオケにいって、リモコンでカラオケランキングを見ていたら50代まで1位がLemonでした!

「最近流行りの!」的な要素を除けば、おじさん、おばさんにも受け入れられる曲(歌詞)ではないでしょうか。

 

理由⑥ 米津さんのクセのない声と歌い方

カラオケで選曲するときに元々の歌手の個性が強すぎる場合、構える方も多いのではないのでしょうか。

例えば女性の方なら、charaさんの歌を伸びやかに私が地声で歌ってもなぁ。。となりませんか?

その点、米津さんの声はいい意味で普通です。

さほど歌い方に癖もなく、一般人が歌っても原曲から遠くなることがありません。

 

・・・コブクロと清春の違いと言えばわかりやすいでしょうか笑

 

理由⑦ 歌ってみると難しくて挑戦したくなる

覚えやすいので、なんとなく歌いやすいんだろうと思って、歌ったみたら、その難しさに歌ったあとに気がついた人が多いのではないのでしょうか笑

理由②にも書いた、歌い出しの「夢ならばどれほどよかったでしょう」の時点でくじけた方も多いと思います。

バックの演奏が超シンプルなピアノの白玉だけで、ボーカルが際立つ中で、ガタンガタンとメロディーが1オクターブ以上下に降りていき、下のシまでいきますから、サビの声を張ったイメージのまま歌い出したらほとんどの人は歌えないと思います。

で、

歌い出しでくじけると「ちょっと待って!もう1回!」となるものです。

その場ですぐにやり直すか、後日のカラオケでやり直すかは別として「また挑戦したくなる曲」ですね。

そして、①~⑥の理由により「選びやすい曲」であり、「飽きにくい曲」なので、繰り返し歌う方が多いのではないのでしょうか。

 

理由⑧ 米津さんがイケメン過ぎない

最後はおまけ的な理由ですが、米津さんが「普通に」格好良くてイケメン過ぎないのも選曲しやすさになっています。福士蒼汰さんの顔でこの曲を歌っていたらここまで老若男女を問わずに親しまれていなかったでしょう笑

 

まとめ

Lemonは・・・

 

  • 覚えやすい
  • 選びやすい
  • 老若男女が受け入れられる
  • カラオケでまた挑戦したくなる

 

そんな曲なので、カラオケで支持される!

ですね。

 

次回はLemonの音楽的な分析をします!

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