スピッツの歌詞の魅力を書いてみた

前回の「スピッツの魅力を書いてみた」からの続きです。

スピッツを語る上で外せない歌詞の魅力

大体どの曲にも共通しているのが、一見すると平和なラブソングなのですが、深読みすると違う解釈ができるというところです。

この深読みが深すぎて様々に解釈ができて面白いです!

わからない人には説明してもわからないですし、深すぎて解釈がこじつけのようになることもあります笑

関ジャムでは川谷絵音さん、杉山勝彦さんがスピッツ愛と歌詞の深さについての解説をしていました。

まずはそこに私も参加します笑

ロビンソンは後追い自殺の歌?

川谷さんがロビンソンは「後追い自殺を歌っているのでは」と語りました。

2番の歌詞の「丸い窓=輪廻転生(死)」「三日月=性」という捉え方は他の曲も知り尽くした川谷さんらしい解説でした。

で、

ここの「いつもの交差点~」

の歌詞でもうひとつすごいことがあります。

 

わかりますでしょうか?

 

「薄汚れてる」を意識しながら口づさむとわかりますが、裏解釈(?)的に重要なキーワードである「丸い窓」「三日月」の両方にかかっているように聞こえるんです。

 

  • 丸い窓は薄汚れてる
  • 薄汚れてるぎりぎりの三日月

 

どちらにも聞こえるのがすごいです。

これはさすがに偶然だと思いますが笑

ちなみに私は「丸い窓」が「輪廻転生(死)」を表すとは思いもせず、スピッツには珍しくただ爽やかな曲なのかと思っていました。

もちろん解釈は人それぞれです。

チェリーは童貞喪失の歌?

ロビンソンよりわかりやすく裏解釈のある曲はチェリーではないでしょうか。

前回書いた通り、私は高校の文化祭でコピーをしてはじめて歌詞をちゃんと見ました。

「チェリーってその意味かい!」と驚き、その曲が多くの人に支持されて、教科書まで掲載されるなんて聞いた日には世も末だと思いました笑

ネットで見ると様々な解釈の人がいて見てて楽しいですね。

でもまぁ、私は童貞喪失ソングに聴こえます笑

 

  • 君を忘れない
  • 生まれたての太陽と夢を運ぶ黄色い砂
  • 二度と戻れない
  • 少しだけ眠い
  • 冷たい水でこじ開けて
  • 急かされるように 飛ばされるように通りすぎてく
  • 心の雪で濡れた頬
  • いつかまたこの場所で君とめぐり会いたい

 

童貞、精液、性器などが連想されるもののオンパレードで、最後に「爽やかポップス」として大衆に聴かれるってすごいです。

個人的には教科書掲載はアウトだと思うのですが笑

 

運命の人

チェリーの同じ系統の歌としては「運命の人」があります。

こちらも「運命の人ってその意味かい!」となります。

 

  • ここにいるのは優しいだけじゃなく偉大な獣
  • 愛(コンドーム)はコンビニでも買えるけれどもう少し(ゴムなし可な方法を)探そうよ
  • 変な下着に夢がはじけて
  • 涙目 茜空(泣きながら血液、紅潮または夕焼け)
  • 余計なこと(ぜんぎ、愛撫)はし過ぎるほどいいよ
  • 扉(女性器)開けたら
  • 走る 遥か この星の果てまで(精液)
  • 悪あがきでも呼吸しながら君を乗せて行く(行くはイク)
  • 無料のユートピア
  • 汚れた靴で通りすぎるのさ 自力で見つけよう(性感帯探し)
  • 晴れて望み通り投げたボール(精液)が向こう岸(女性性器)に届いた
  • もらいあくび(SEX後)したあとに
  • このまま このまま このまま 君となら

 

で、

 

歌詞を見ると、サビ頭の「l need you」がカタカナ表記の「アイニージュー」となっています。

カタカナにすると軽く聞こえませんか?

ほんとに思ってるの?と言われそうな。

「好き」より「セックス」が勝っているというか笑

さらにこじつけ的深読みをすれば「愛に自由」と「愛 二重」ですね。

愛に自由は、奔放さを感じます。

自由な男なんで、という。

で、

愛二重はもうひとり別にいるよ、でも朝のバスで君ともそういう関係(運命の人)になれると思ったんだ、という解釈ですね。

まぁ、さすがに「愛 二重」は苦しいですね笑

純粋に好きな歌い出し

スピッツの中で運命の人が特に好きな理由として、歌い出しの歌詞が好きなんです。

 

バスの揺れ方で人生の意味が解かった日曜日
でもさ 君は運命の人だから 強く手を握るよ

  • 日曜日に彼女とバスに乗った
  • バスが急に揺れた
  • 思わず手を握った
  • ふと「僕が生きる理由が今この手にある」と感じた

 

なんともキュンキュンする世界ではないですか!

まぁ、そのあとすぐに「偉大な獣」が出てきますが笑

スピッツの歌詞まとめ

 

  • 外面は爽やかで内面はドロドロ

 

この爽やかさに草野さんの歌声が入ると、ドロドロが見えなくなり、教科書にも掲載されるという笑、なんとも恐ろしいバンドです。

女性のスピッツファンの多くからは「お前の解釈は違う!誰もそんな風に聴いてないわ!!」と言われそうですが、ディープにスピッツを好きな男性ファンなら多分ご理解いただけるものと思っています笑

 

草野さんの歌詞のテーマである「SEX」と「DEATH」の前者だけをとりあげてしまいましたが笑、「DEATH」の方はロビンソンのように解釈するのに難解そうですね。

まぁ、そこがスピッツの歌詞の魅力ですが。

 

・・・この記事かいていたらスピッツをしっかり聴きたくなってきました。

新作から聴いてみることにします。

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