男性の方が同性同士で仲良くなれる理由と、友達がいなくても良い理由

 

先日、こんな記事がネットで話題になりました。

本当に友達がいない人にしかわからないこと

  • 地元付近でも知らない道が多い
  • 便所飯はしないが、中庭飯をする
  • 小学校の思い出が夢に出てくる
  • 大学で行くときも帰るときも人より歩くのが1.5倍くらいはやい
  • お祭りに1人で行って、なんとなく同級生とかとすれ違わないかなぁと思ってフラフラするが誰にも合わず何もせず1人で帰る
  • オンラインゲームで野良で遊んだ人からメッセージが来た時異様にビビる
  • 便所飯はしないが、中庭飯をする

引用元:http://www.excite.co.jp/News/society_g/20171009/Careerconnection_7237.html

 

こちらを読むと私は友達が多かったんだなと思います笑

 

でも、「友達」と「知り合い」の境界線てなんでしょうね?

友達との親密度=弱味を握り合っているか

昔、島田紳助が「どれだけ仲がいいかは、どれだけ弱味を握りあっているかだ」と説明していて妙に納得したことがあります。

小学校の頃、修学旅行の夜などに好きな人を言い合うことがありました。

小学生にとって好きな人を知られるというのは、これ以上ないくらいの大変な弱味を握られていることになります。

ここを飛び越えれたときに絆が深くなったものです笑

私の場合、弱味を握られている人ランキングは、ほぼそのまま仲のいい人ランキングになります。

黒歴史は誰しも1~2つはあるものですが、それをお互いに知っている人とはやはり特別な仲になります。

 

そう考えると大人になってから友達をつくるのって結構難しいですね。

それなりにかしこまった場で知り合って、それなりにかしこまった雰囲気で飲んだところでお互いに弱味はださないですから。

なかなか好きな人を言い合うこともありません笑

男の場合、お酒飲んでオネエチャンのお店でだらしなくなった姿をさらけ出したり、合コンで女の子を一生懸命口説いている様子や、失恋の話などを聞いたり見せたりすると一気に仲良くなります。

女性の場合はなんでしょう??見当がつかないですね。

そういう馬鹿ができてしまうから女性よりも男性の方が同性同士で友情を築きやすいんでしょうね。

女性の場合、群れたがる割には誰も弱みを見せないですからね笑

それで言うと、女性の前では弱さを見せたがらず、男性の前では弱さを見せれる女性ほど「女の輪は嫌!男に生まれたかった!」となっているような気がします。

そういう女性が抱く幻想ほどは、男同士はカラッとしていないものですが笑

 

関連して友達について書き進めます。

 

ご飯に行く知り合い100人より、親友が1人いる方が大事?

ただ、友達はいなくても別に困ることはありません。

知り合いと家族がいれば十分です。

今の時代なら全くの1人でも、飲んで誰かと話したいなと思ったら、ガールズバーにでもいけばいいし、趣味の話をしたければそういうオフ会に行けばいいわけです。

にもかかわらず、友達いない、親友がいないというと悲観的になりがちです。

ご飯にいく知り合い100人より、親友が1人いる方が大事だと考える人も多いんじゃないでしょうか。

でも別に楽しい時間の共有があるなら初対面の人でも別に良いわけです。

限られた人生の中で、楽しい時間が多いならそれでいいわけで。

親友との深い絆というのも、もちろん素晴らしいですが、得られる楽しい時間を考えたら100人の知り合いの方が良いです。

そう考えると「楽しく過ごせる時間を共有できる人」がたくさんいれば友達はいらないですよね。

会ったらお互いのことを話さずにひたすらアイドルの話をして盛り上がる、でも全然いいわけですよ。

もっと言えば、その楽しい時間がゲームだったり絵を描くことだったら本格的に友達が要らないです。

それだからといって、誰に迷惑をかけてもいません。

 

でもなぜ「友達が多い=幸せ、正常」「友達がいない=不幸、異常」になったんでしょう?

昔はゲームなどの1人遊び的なものやSNSなどのすぐに人と繋がりを作れるコンテンツがなかったからというのも大きな要因です。

でも、私が思う要因の1つは歌の影響だと思います。

ずばり「一年生になったら」です。

ともだち100人できるかな

人を洗脳させるツールとして歌はかなり強力です。

「100」という満点を連想させる数字が入っているのが途方もなく怖いところです。

まだ自我もないころにこの曲を歌い「友達はたくさんつくらないとだめよ」と大人に言われたら「友達と呼べる人は3人しかいない」「腹割って何でも話せる親友は1人もいない」と落ち込むわけです。

全然落ち込むことではないのに。

でも、この渇望感が結婚に繋がっていくんだと思います。

それで言えば結婚率を上げている歌とも言えます。

でも今の若い子達はこういう渇望感はあるんでしょうか。

私にはわかりかねますが、スマホやネットのない時代を過ごした私たちよりはないでしょうね。

そりゃ、独身者が増えるわけです。

 

明治大学文学部の諸富祥彦教授の友達論(?)がとても興味深い

  • 日本という国全体を覆う「何事も目立たず、周囲と同じことをしなければならない」という同調圧力がある
  • 「誰かと絶えずくっつくことで安心感を獲得し、そうでない人間を排除しようとする人たち」こそ、よほど問題
  • 日本人の“群れたがり気質”は、実は経済を活性化していく上でも少なからぬ重石になっている
  • ある大企業で、週1回の経営会議のために、経営陣と全従業員が費やしている“不必要な打ち合わせ”“ムダな会議”の合計時間は、1企業当たり年間30万時間
  • 群れるメリット⇒心を麻痺させ、楽になれる(幻想)、友達の数が増えることで「自分に価値がある」と自信を持てる(根拠なき自信)
  • 群れるデメリット⇒人間として成長できない(孤独力を磨けない)、

引用元:http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/112800113/060100007/?P=1

確かに、群れるのが好きな人(≒1人で決められない人、責任を負いたくない人)ほど会議が好きですね。

付き合わされる側はたまったものではないですし、経済活性化の弊害になるのはよくわかります。

経済活性化の面でも「友達が多いのは良いことですが、少なくても何も問題ない。むしろ1人の方が良い面もある。つまり、友達がいてもいなくても、どちらでも楽しく過ごせるならそれで良い」という教育もしてほしいですね。

 

まとめ

  • 男性の方が同性同士で仲良くなれる理由

弱みを握り合っているから(だらしないところをさらけ出し合いやすいから)

 

  • 友達がいなくても良い理由

誰にも迷惑をかけていない。

↑突き詰めればこの一言に尽きます。

 

余談として・・・友達が多い人は知り合いが増えない

ちなみに私は「友達」が多く、「知り合い」があまりいないタイプです。

考えてみたら、仮に月に3回飲みに行くとして、年に36回です。

友達が18人いて「半年に1度くらいは会おうぜ」とやっていたら知り合いは増えません笑

熱血企業塾の講師のような人が「古い友達と会うな」「同窓会に行くな」というのはその点では納得します。(行動に移そうとは思いませんが)

私のようなタイプは意識して外に出ないといけないなと思います。

でも、友達でも知り合いでも趣味でも何でもいいと思うんですけどね。

楽しい時間が過ごせるのであれば。

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