スマホ撮影について思うこと

最近の3つのニュースを通じてスマホ撮影について思ったことを書きます。
台風19号
台風19号が通過しました。
とても「ぼちぼち」とは言えない甚大な被害が今なおありますが、前回の15号の直後のせいか、各社で休業の英断がされたことはとても良いことでした。
こういう日の外出は社会悪、と言う意見の方がより増えてほしいものです。
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そんな中、目についたのはsnsなどに個人がアップする画像や動画。
状況をリアルタイムで知るツールてして大事な役割を果たしているのはわかるのですが、いわゆるバカッター、バカユーチューバーを筆頭に、それらに準ずる「すげえの撮ったぜ自慢」をする人の多さに辟易としてしまいました。
ニュース見ててもわざわざ川沿いに行ってスマホを向けている人がたくさんいました。
あーゆー人達に万が一のことがあっても助けに行かなくて良い、というルールを作って欲しいぐらいです。
助けに行く方も命懸けですから。
そういう人たちがドヤ顔できないようにするためにも、定点カメラを各地についてNHKの通常放送で常時見れるようにしてほしいものです。
人身事故の事故現場のブルーシートをめくってスマホ撮影
そのあたりのモラルについて、JRが良い対応をしていました。
救出作業のために現場を覆っていたブルーシートの内側にスマートフォンを差し込んで撮影しようとする利用客が複数いたことが3日、JR東日本への取材で分かった。駅員はアナウンスで「お客さまのモラルに問います」と撮影をやめるよう異例の呼び掛けをしたという。
人身事故スマホ撮影、モラル問う JR新宿駅、異例の放送
これはさすがにニュースで聞いたときは目が点になりました。
人身事故の事故現場のブルーシートをめくってスマホ撮影って。。。
もし友達がどや顔でこれを見せてきたら「別にお前が何かすごいことやったわけじゃないのに何でそんなに得意気な感じなの?こういうことで皆の注目を集められて嬉しいか?別にお前の力では全くないんだぜ?行為としては最低なことだけどどうなの?」と嫌味を言ってしまいそうです。
葛飾暴行事件
目が点になるどころではない事件もありました。
葛飾暴行事件という名前になった・・・のかな?
あまりにひどい内容でテレビでは放送を控えている箇所もあるようです。
概要としては
- 男女の中学生の集団が1人の女子中学生を暴行
- 男にボコボコに殴られ、飛び蹴りで3メートルくらい吹っ飛ばされる様子がネットに流出
- それを見て笑う集団
- いじめの域では全くない
というところですね。
ネット情報では下着を脱がされて性器を触られたこともあるとか色々書かれていますが、真実はわかりません。
まぁ、でも常態化していたことは確実でしょう。それもかなり悪質なもので。
当然のように加害者中学生は本名、住所、親の名前などがネットに出回り、それはそれでどうなんだ感も否めません。
が、
私はそれでもスマホ撮影、snsがあって良かったと思いました。
というのは、この事件は女子高生コンクリート詰め殺人事件を彷彿させました。
※猟奇的なことが多いため閲覧は自己責任でお願いします。
被害者の顔も晒されたのは本当に本当に気の毒ですが・・・
命は助かりました。
女子高生コンクリート事件の時にスマホがあったら加害者のバカ達が撮影したに違いありません。
それはいいことではもちろんないのですが、命が助かる可能性が高くなります。
女子高生コンクリート事件の加害者は出所後も犯罪をしていますが、今回の加害者の子達は更生までいかなくとも周りに害を与えないように生きていってほしいものです。
最後に
ちょっとしたメモかわりに撮影したり、記念撮影したりと、スマホ撮影には便利な部分が圧倒的に多いのは確かです。
自己顕示欲の権化としてのスマホ撮影は良くないものだと、台風19号やJRの件で改めて思ったのですが、葛飾暴行事件では、最悪の事態を回避する(バカ達がバカを晒すことで被害者の命が助かる)こともあるんだと妙な感心をしました。
まぁ、それでも自己顕示欲の権化としてのスマホ撮影は基本的にはなくなればいいと思いますけどね。。