【楽曲解説】Mr.Children「渇いたkiss」

【楽曲解説】Mr.Children 渇いたkiss

友人の家に遊びに行ったらミスチルのDVDが流れて、すごく久しぶりに桜井さんを見ました。

考えてみたら家にネットがない生活を半年ほどしており、YouTubeも全く見ない生活をしていました。

私はミスチルが大好きなので、こんなにミスチル離れをしたのは久しぶりでした。

たまたま流れていたのは渇いたkissという私が物凄く好きな曲でした。

渇いたkissの動画

失恋ソングでベスト3に入るくらい好きな曲「渇いたkiss」

アルバムの曲なのでファンじゃないと知らないと思いますが、ざっくりと言えば失恋ソングです。

発売された頃は聴きまくってました!

久しぶりに耳にして歌詞がふと気になって検索をしたら解釈が色々とあって、しばらくあれこれと見ていました。

・・・横道にそれます。この文章は電車で書いてますが、なんと目の前の人(30代男性)がミスチルをタブレットで見てます!すごい偶然にびっくり!

話を戻します笑

俄然、私もやってみたくなったので、やってみます。

普通の解説もいいですが、小説調でやってみます。

Aメロからサビ前まで

生温い空気がベッドに沈黙を連れてくる
もう うんざりしてるのは僕だって気付いてる

君が最後の答えを口にしてしまう前に
渇いたキスで塞いでしまう
それでなんとか今をしのげればいいのに

もうこれで終わりなんだとお互いが感じている。

狭いベッドから見慣れた天井を君はぼんやりと見ている。何を考えているかはもうわかっている。

僕は静寂の中で次の会話を探していた。

これで終わりにしたくなかった。

くだらないことでもいいからとにかくこの静寂を壊したかった。

でも、考えれば考えるほど何を話せばいいのかわからなくなってしまった。

「ねぇ」

静寂を破ったのは君だった。

「うん?」

天井から跳ね返ってきた僕の声は叱られた子供のように細かった。

「私達もう・・・」

僕は君の上に覆い被さり口で口をふさいだ。

僕は思考を消すように君の唇を吸った。

君はそれに応えることなく、動かなかった。

君だけが時間が止まったみたいだった。

僕は時間を止めることに必死になった。

サビ1

いつからか君は取り繕い 不覚にも僕は嘘を見破り
よくあるフォーマットの上 片一方の踵で乗り上げてしまうんだ

誰かが禁断の実摘み取り 再び次の果実が実る
揺るぎのない決心に凍りつく顔
力のない瞳が映すのは僕という過去なんだ

考えてみるとあの頃から君の態度が違っていた。

風邪がうつるといけないからキスはしないでおこうと言われた時は、もやもやしたしたものが胸の奥まで広がった。

君は僕の目を見て話すことが少なくなり、ぼんやりと何かを考えていることが多くなった。

「どうしたの?」と聞いたても「別に何も」と作り笑いをして応える君の視線の先には僕はいなかった。

「何かあった?」と続けて問いただすと、君の曇った表情が他に好きな人が出来たことを告げた。

僕は問いただすことをやめて、君の視線の先を探していた。

【2番】Aメロ~サビ前

くたびれたスニーカーがベランダで雨に打たれてる
線香花火 はしゃいでた記憶と一緒に

日に焼けたショーツの痕を やたら気にしてたろう
あんなポーズが この胸を
今もかき乱しているとは知らずに
(Oh Baby Don’t go)

花火をした日のことを君は覚えているかな。

近所の川原で線香花火をどちらが長く消さずにいられるかを競いあったよね。

僕が君の線香花火に息を吹き掛けるとすぐに消えてしまって、怒った君が僕を追いかけて、いつのまにか子供みたいに鬼ごっこをして笑いあったね。

君は息をきらしながら上着を脱いで、肩を僕に近づけて、日焼けのあとがついたことを嘆いていたね。

泥だらけになったスニーカーに目をやりながら普通の顔をしていたけれど、実はすごくドキドキしていたんだ。

今でも鮮明に思い出せるくらいに。

サビ2

ある日君が眠りに就く時 僕の言葉を思い出せばいい
そして自分を責めて 途方に暮れて
切ない夢を見ればいい

とりあえず僕はいつも通り 駆け足で地下鉄に乗り込む
何もなかった顔で 何処吹く風
こんなにも自分を俯瞰で見れる
性格を少し呪うんだ

君も僕のことを思い出す日はあるのかな。

あるとしたらそれはきっと甘い思い出ではなくて、最後に僕が君にぶつけた言葉じゃないかな。

あのときは、こんなに君のことを好きなのに何でわかってくれないのかという屈折した怒りがあふれて、つい心ない言葉が出てしまったんだ。

残念なくらいに今でも君のことが大好きな僕は、新しい人と君が幸せな時間を過ごしていることを想像するだけで辛くなって、君が不幸になればいいのにと思うこともあるよ。

でも、いつもの暮らしに戻った時に、すぐにもう1人の自分が「過ぎたことをいつまでも考えてもしょうがない」と囁いて、結局、浅い怒りと悲しみが残ったままなんだ。

サビ3

総ての想いを絶ち切ろうとする度
まとわりつくような胸の痛み
(Oh Baby Don’t go)

いっそのこと思い切り泣いて、全部を忘れてしまいたいのに、もう今以上に誰かを好きになることができないんじゃないかと思えて、君を簡単には忘れられないよ。

サビ4

ある日君が眠りに就く時 誰かの腕に抱かれてる時
生乾きだった胸の瘡蓋がはがれ
桃色のケロイドに変わればいい
時々疼きながら
平気な顔をしながら

僕はひどい言葉で君にトラウマを植えつけたのかもしれない。でも、楽しい思い出もあったよね。

そんな色々な思い出をふとした時に思い出してほしいよ。

僕が今、渇望するのは「あんなに私を好きになってくれた人はいなかったのに」と、君がいつか悔やむことなのかもしれない。

取り組んでみた感想

思った以上に時間がかりました(^-^;

  • 出来るだけ原文の言葉を使わずに、出来るだけ原文に忠実に解説しました。
  • わかる人にはわかりますが、一部、違う曲(over)から引用しました。
  • 「乾いたkiss」ではなく「渇いたkiss」なので「渇望」という言葉を最後に使いました。

やってみるとわかりますが、楽しいです笑

ファンの間で流行らないかなぁ?

もし「私もやってみた」というかたがいましたら教えてください☆

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