音楽をつくることが身近になりすぎてライブの価値があがっている

音楽制作をまた始めようと思いDTM周りのあれこれを調べています。

そのなかで思ったことをつらつらと書きます。

スマホで音楽をつくる時代

ひさしぶりにあれこれ調べて感じるのはもうスマホで音楽を作る時代だということ。

無料アプリでもかなりのところまで作れます。

【本格的なDTM・音楽制作のための】人気のおすすめ音楽アプリ

(2017年版)iPhone作曲はこれだけあれば大丈夫、なアプリを紹介するよ。

 

LoopmashをiPhoneで使えることには驚きました。

【LoopMash】スタインバーグxヤマハのコラボ音楽アプリは感覚派向き?!

音楽知識は必要ないですし、クラブミュージックが好きであれば1日中遊べますね。

私が今の時代に中学生だったらギターを弾かずに1日中スマホで遊んでいたかもしれないです。

 

ipadがメイン機材になる!?

オーディオインターフェースがあればiPadに録音も出来るし、もうパソコンはなくてもかなりのレベルまで音楽が作れます。

これでいいかも、とも思って前向きに調べたのですが、実際にipadベースで環境を整えて、他の方にも推奨していた人が結局、PCベースに戻した、というblogを読んで同感してやめました。

理由を簡単に言えば最大のメリットである「どこでも取り組めるという点において無理があった」とのこと。

カフェでやろうしても外の会話やBGMで集中できず、公園のベンチなどでやろうとするとすごく疲れるとのこと。

簡単なデモとかならそれでいいですし、多分、それが最初の体験ならよかったんでしょうけれど、自宅のPCで取り組む環境に慣れていたら無理なのはとても理解できます。

ipadをメインに据えたのに自宅でしか取り組まないのなら、デスクトップパソコンの方がいいので、この案は却下にしました。

でも、スマホでリズムトラックだけでも作れたらとは思ってて、ここはまだやれるものなのか調査中です。

 

ソフトが無料

音楽を作るためのソフトはたくさんありますが、無料のものを調べたらここまでできるんだ、と驚きました。

画像加工でいうなら昔はフォトショだったのが、今では無料のソフト、アプリ、ウェブサービスになったのと同じ現象ですね。

2018年最新版!初心者DTMerのためのフリー作曲ソフト(DAW)徹底比較

dawはもう買わなくてok?ブラウザ無料音楽制作『soundation studio』が便利すぎ!

音楽制作もシェアの時代

キングコングの西野さんの絵本「えんとつ町のプペル」が、その分野で得意な人と分業で作ったことでも話題でした。

音楽も同様で、例えば弾き語りの曲にアレンジつける、となったら「coconala」などで依頼できるんですよね。

私も職業作家の卵の頃、mixiで連絡いただいた仮歌ボーカルさんに何曲かお願いしてましたが、ほんとにインターネットの存在に感謝しました。

1度も会うどころか電話もしたことがないのにそんなことがやれてしまうわけです。

アレンジが苦手な私はこのやり方は今後活用していきたいです。

また、逆にギターのアレンジやレコーディングなんかを手伝うのも面白いなと思っています。

 

切り貼りして音楽制作

これは15年以上前からそうでしたが、AcidやGarage Bandがより身近になり、誰でも音楽が作れるようになりました。

 

音楽に詳しくない方に料理に例えて説明します。

カツカレーをお店で出せるレベルでつくるとしたら、カツを揚げて、カレーを煮込んで、ご飯を炊いて、となりますよね。

パン粉は何にしよう?スパイスはどう配合しよう?ご飯はブランドを何にしよう?炊飯器はどれにしよう?何分かけて炊こう?

と、考え出せばきりがないです。

出来上がったものは個人差がかなりでるでしょう。

これが昔ながらの音楽の作り方です。

AcidやGarage Bandは既製品を重ねて音楽を作ります。

「サトウのご飯」に「ボンカレー」をかけて、上に「さぼてん」のカツの乗せたら完成です。

はっきり言いますが、下手に1から作るより確実においしいです。

昔は「音楽らしきもの」などと揶揄されましたが、この組合わせの種類が増えて、「ボンカレーの甘口とバーモントカレーの辛口を混ぜたのがうちのオリジナル!」とするようなこともでき、「音楽らしきもの」の域ではないです。

Garage Bandで作られたヒット曲はたくさんありますし。

Appleの音楽ソフトGaragebandを使って作られたヒットソング7つ

 

私は1から音楽が作れはしますが、この辺もうまく活用していきたいです。

 

ロックバンドには関係ない?

その一方で感じたのはロックバンドやジャズバンドがCDを作る場合、上記のすべてが必要なく、10年以上前の機器でも問題ないということ。

私はデジタルMTRのD16(1999年11月発売)を世界一使ったと自負してますが、もしバンドで録音するなら今でもこれで十分です。
※それ以上の音質を求めるならちゃんとした音楽スタジオでレコーディングをしますが、自分でレコーディングをするなら十分という意味

私の場合、なんだかんだでバンドサウンドがメインなので、そのあたりでも凄すぎる機能は要らないなぁと逆に迷うところです。

 

ライブの貴重さ、楽器が弾ける貴重さ

付随して思ったのは、これだけ簡単に音楽が作れてしまうと、一番原始的なバンドのライブが今では一番の贅沢だということ。

ループ中心のデジタル音楽ならそれこそ「らしきもの」でよければ私もあっという間に作れてしまいます。

しかし、

一見簡単に見えるピアノ弾き語りは「らしきものレベル」でもかなり練習しないとできません。
※私はギタリストです

5人バンドであればそれぞれが個人練習をして、そのあとメンバー全員で集まって練習をして、その他もろもろを経て、ライブです。

そう考えると不思議なもので、一番の時代遅れなものが今の時代に最も貴重になっているように感じました。

 

まとめ

 

  • デジタルが進み音楽制作が簡単になるほど、ライブの価値があがる

 

そんなわけで、個人的にはギターが弾けることを強みとして音楽作っていきます。

いつかこのblogでも掲載できればと思います。

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