北口和皇議員はパワハラよりセクハラで忘れられない人だった!

熊本市議の北口和皇さんが、話題ですね。

豊田真由子さんと同様にパワハラがすごい、ということで。

議員辞職勧告を3回受けているってものすごいです。

ほんとにどうしようもないレベルの人と判断せざるを得ないです。。。

それでも辞めない根性も恐ろしい限りです。

上西小百合さんとはまた違うタイプの困った人ですね。。。

 

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テレビをぼんやりと見ながら、またこの手の「キレた女枠」に誰か入るのかぁ、と思っていました。

すると、北口議員の若い頃のVTRが流れて思わず「この人か!!」と目を見開いて声をあげました。

私にとっては長い間忘れられない人だったからです。

セクハラと闘い、男社会に打ちのめされた人

1991年、北口さんは当時の熊本県議員に「おなごにはこんぐらいしとくとよか」と胸をわしづかみにされ、議会に訴えた人です。

インターネットもない頃の事件で、恐らくは当時のマスコミも強く報道していなかったせいか、調べきれないのですが、わたしは複数の男性が北口さんにセクハラしていたと記憶しています。
※昔々の遠い記憶なので間違っていたらごめんなさい。

固有名詞を避けますが、某県議員が名指しされ、マスコミのインタビューを受けていたのですが「ちょっと手が(胸に)当たっただけで~、へっへっへ~」とにやけ面で話していた姿が、当時まだ子供だった私でもかなりの不快感を持ちました。

そして!

 

市議の品位を落としたとして被害者の北口議員が罰せられました。

 

今の時代では考えられないことです。

子供の頃のわずかな記憶ですが、全員おっさんの議会中に若い女性の北口議員がいて、吊るし上げ状態でした。

そして、懲罰が確定し、北口さんが発言台に向かう途中で、カメラのフレームから突然消えてバタン!と音が鳴りました。

 

あまりの怒りで貧血になり倒れてしまったのです。

 

倒れた北口議員にカメラを向けると、「うっう・・・」と悔し涙を流していました。

どれほど怒り狂ったか。

どれほど屈辱的だったか。

どれほど孤独を感じたか。

どれほど無力さを感じたか。

どれほどの悲しみだったか。

子供ながらになんてかわいそうな人だろういう気持ちと、おっさん達に対する怒りで震えました。

「いつか政治家になってここにいるおっさん達をクビにしてやる!」と思ったほどでした。

その後、、、

にやけていた県議員は、順調に出世していきました。

今のネット社会だったらこの県議員はこの事件でクビになり地位も名誉もなくなり、残りの人生はかなりきつかったでしょう。

マスコミの意図がわからない

この事件について記憶にある方もやはりいるようです。

都議のセクハラ発言が話題になってますが,熊本市議会で●●●●議員が北口かずこ議員の胸を握って「女はこれくらいしたほうがいい」と言った事件,記憶にありますか?

わたしの記憶では,北口かずこ議員が熊本市議でこれを問題として取り上げたところ,逆に,市議の品位を落としたとして被害者の北口かずこ議員が罰せられた,といったメチャクチャな出来事だったはずです。今回の都議での差別発言で,ふとこのことを思い出しました。北口氏が馬場氏を告訴,その後,起訴されたのか,どうなのか,その後のことをご存じの方,教えてください。

引用元:2014年6月23日 yahoo知恵袋

セクハラしても大出世した熊本県議というのがいたけれど、それについての報道は皆無に近い。テレビ報道では過去の類例として<おなごにはこんぐらいしとくとよか>と女性市議の胸をつかんだ、という例が簡単に報告されていたくらいだ。平成3年(1991年)だからちょっと古いのだけれど。

この●●●●という熊本県議はシラを切り続け、「女は恐ろしい」と被害者ヅラをしていたわけで、その奢った態度にはあきれてしまう。しかもこいつは県議会で不問となっただけでなく、あろうことか後に県議会議長にまで出世しているのだ。よほど「人望」が厚いのか「実力者」であったのか、唖然とするね。

一方、被害者の北口かずこ熊本市議の方はというと、県議会や市議会のいい加減な結論に怒って批判すると、市議会で懲罰決議を出されてしまった。ただし議場で貧血を起こして倒れたためにうやむやにされたと記憶している。熊本がいくら保守王国だとしても野蛮すぎるよね。でも彼女はそれでもめげずに現在でも市議として活躍しているとのこと。

引用元:http://blog.goo.ne.jp/zhenhanrs/e/5dd38786856bbde56219a03527a42d0f

北口さんは今回はパワハラをした加害者側として「その枠」に躍り出ました。

それはそれでもちろんだめなことです。

しかし、

なぜ、当時の映像がながれないのでしょうか。

あの映像はかなり衝撃的です。

女性がセクハラを訴えたら「議会の邪魔をした」と罰せられたわけです。

いつものマスコミなら使わないはずがないです。

なぜ放送されないのでしょう?

「パワハラキャラが弱まるから」でしょうか?

松居一代、豊田議員の2つで「話題になる」「数字がとれる」と判断したからでしょうか?

よくわかりませんが、なんだか不気味に感じます。

女性が女性らしく輝くことの難しさ

今回のパワハラの件は北口さんに否があります。

そこを擁護する気はありません。

しかし、その中で感じたのは女性が女性らしく輝くことの難しさです。

  • 女性が女性らしく輝く
  • 女性が男性になって輝く

上の2つは似て非なるものです。

マツコ・デラックスさんが素晴らしいコメントを言ってます。

「男の世界に合わせられる女の人じゃないと平等には結局ならないもんね。女の感性のままで勝負しようと思ったら、相当無理だよ」と苦言を呈した。女性政治家が増えていることについては「スカート履いてるだけで、中身は男じゃん」と一刀両断した。

さらにマツコは「これまでは男の人の基準に女の人を合わせることが平等だった」「『男がしてることもしていいよ女も』っていう男女平等だった」と男女平等の仕組みを説明してみせた。

そんなマツコが考える男女平等は「女の人が男になろうって無理をせずに、男と同じ権利が与えられる世の中にならないと、ほんとの平等じゃない」と力説した。

さすがのコメント力ですね。

「『男がしてることもしていいよ女も』っていう男女平等だった」という一言は突き刺さります。

マツコさんの「みんながもやもやと感じていることを言語にする能力」にはいつも感心します。

それでいうと、

北口さんはセクハラの件を経て、悪い形で男性化してしまったのではと思います。

女性のままでは輝けず、男性にならざるを得ないというか。

繰り返しますが、擁護する気はありません。

しかし!

 

あれほどの屈辱を受けたら、そりゃ男性化するのもパワハラするような人になってしまうのもわからなくはないです

 

当時のことを知る私は、形はどうあれ、今も政治家として活躍されてて良かったなとさえ思いました。

今の姿は政治家としても人としてもかなり残念ではありますが。。。

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