政治家に対する敬意と赤ペン国民と選挙に行かない君へ

7月2日の都議会議員選挙の期日前投票にいってきました
7月2日の都議選にむけて、各候補者がアピールする時期となりました。
街頭でのアピールを見るといつも同じことを思い出します。
選挙を手伝ったことで政治家の見方が変わった
私は1度だけ選挙のお手伝いをしたことがあり、2週間くらい朝から夜まで立候補者と同行し、旗を持ったり、宣伝カーに乗って、マイクを握ったり、手を降ったりをやったことがあります。
立候補した方は若く、本当に誠実で真面目な方でした。
丸1日、一緒でしたから世間話も少しはします。
そのときはほんとに普通の兄ちゃんで、下ネタも言うし、出会い方が違ければ友達になれそうな雰囲気でした。
しかし政治の話になると熱く、2期目の選挙でしたが、政治家になる前は2年以上政治の勉強をしていたそうです。
「落選したらプータローになるよ」
と言っていましたが、タレント候補や一部の人を除けば、多くの立候補者は背水の陣で挑むわけです。
自分の人生をかけて、リスクを負って、自己資産を投じて「地域を、政治を良くしたい」と立候補しているわけです。
私はこの経験以降、政治家に敬意を持つようになりました。
政治家は見下され過ぎていないか
随分前ですが、テレビで街頭インタビューを受けた、見た目の喋り方もバカ丸だしの若い子が「政治家の人は~、なんで~、寝てるだけでお金もらえるんですか~?」と言っていました。
多分「そうだ!そうだ!」と結構同意する人は多いでしょう。
「お前らの給料は俺たちが払ってやってんだ」と思っている人もいるでしょう。
ただ、政治家にも人格があり人生があるわけです。
社会を良くしたいという気持ちで立候補しているわけですからもう少し敬意があっていいのではないでしょうか。
政治家のレベルは国民のレベル
政治家は国民の代表なわけで、当然、選挙で選ばれた人達です。
今の情けない野党も数年前は与党だったわけです。
当然、国民に投票よって選ばれたわけですよ。
その党が情けないというのは国民も情けないということです。
「私はまともでお前ら政治家はオカシイ!」と言わんばかりの批評家がたくさんいますが、「選んだのおれらじゃん」というのを棚にあげるのはなんか違うなぁと思うわけです。
投票いかない人は政治に文句言ったらダメでしょ
20代の頃に知人が延々と当時の政治家をblogで批判していました。
「あんな奴等に」と、口調は完全に見下していました。
その文中に「おれは選挙に今まで行ったことがないが」とさらりと書いてあり、ズッコケそうになりました。
- 投票に行かずに政治に文句は言う人
- 「東北がんばろう」と言いながら1円も募金してない人
上記の2つは私の中では同じカテゴリーです。
以前にかいた赤ペン社員と黒ペン社員に沿って言えば「赤ペン国民」でしょうね。
こういう口先の正義感に酔う人は本当にタチが悪いです。
選挙にいかない君へ
乙武さんが2012年に書いた「選挙に行かない君へ」は秀逸です。
30歳を過ぎて選挙に行かないという人は、もうそっとしておけばいいと思いますが笑、20代で「選挙に行ったことがない」という人には是非読んでほしいです。
- みなさんの声でいちばん多かったのは、「だれに入れたって同じ」「結局は何も変わらない」。たしかに、これまでの経験を振りかえると、そうした考えになってしまいますよね。
- みなさんは、政権が代わることで、「がらっと世の中が良くなる」と妄信してはいないでしょうか。
- 各党はそれぞれの課題についての意見を持っています。そのすべてが自分の意見と一致することなど、まずありえません。
- おもに投票してくれる高齢者に向けた政策が重視されています。政治家もバカではないから、そんなことばかりしていたら国がパンクすることはわかっているのに、やっぱり票が欲しいから高齢者のほうばかり向きます。でもさ、このままだと、マジでやばいぜ。若者の負担、どんどん増えていくばかりだよ。
- 「どうせ変わらない」たぶんね、今回の選挙結果だけでは、すぐに変わらない。みんなの言うとおりだよ。でも、安西先生も言ってたじゃん。「あきらめたら、そこで試合終了ですよ…?」
引用元:乙武洋匡オフィシャルサイト
まとめ
政治や選挙に対してバラバラとした文章になってしまいました。
政治は長いドラマだと思って見ると登場人物、ストーリー、それぞれの思惑が交差して面白いものです。
そんなわけで、7月2日、都議選の結果がどうなるか、とても楽しみです。