激しい腹痛の原因はぎっくり脇腹だった
先日珍しい体験をしたので書き残します。
激しい腹痛で目が覚めた
夜中に目を覚ますと左の横っ腹が猛烈に痛んだ。
猛烈にと言うのがどれくらいかと言えば、過去に経験がないレベルで、声が「あが!・・が!・・・が!」となり、声もでなければ通常の呼吸もできないくらいだった。
身動きもとれず声を出せずに苦悶していたが、汗がどんどん出るしこれは本当に死ぬのではないかと思った。
時間にして5分くらいだろうか。
そのまま耐えていたが痛みは弱まらず、その時は臓器の何かが破裂したか、尿管結石か何かと思い、姿勢を変えずにいたが、このままでは心身ともに持たないと思い、とにかく起き上がろうと決めた。
起き上がるときに腸がつぶれたり、何か起こったにしてもこのままは耐えれない(くらいの激痛)と思って、反動をつけて気合いで起き上がった。
「ううぅおぉがー!」
そんな声を上げた気がする。
すると、
ふっと痛みが和らいだ。
もちろん、全く痛まない訳ではないが、普通に話せるくらいにはなった。
汗だくの中、救急車を呼ぼうと思ったが、激痛からは解放されたのと、朝の4時過ぎにマンションに呼ぶのも近隣の方に気が引けて、まずは7119(救急安心センター事業)に電話をした。
この番号に電話をしたのは人生で初めてだった。
「救急安心センターです」と電話に出た方は女性で、とても丁寧な対応をしてくれた。
状況を聞かれ容態を説明すると、近所の救急病院を紹介されたが、その病院は以前に行ったことがあり、あまり良い印象がなかった。
が、
とにかく今はそんなこといってられない、と電話をした。
すると、
さきほどの救急安心センターの対応とは比べ物にならないくらい対応が悪かった。
最初に電話に出たスタッフの口調はとても悪く、「ドクターに繋ぎますね」といってあちらの誤操作で電話が切れてしまった。
仕方なくもう一度かけると「すみません」の一言もなく「はいはい、今繋ぎますから」と言われ、電話に出てきたドクターも「今、痛みが和らいだなら明日の朝にうちか近所の病院にいってください」という対応だった。
その判断にケチをつける気はないが、その口調は事務的を越えて冷徹だった。
「痛みが治まったんなら電話してくんな」
漫画で言えば頭の吹き出しにその文言が見えるかのようだった。
もちろん痛みがひどいから今すぐに!と訴えたり、救急車を呼ぶ選択もあったが、いずれにしてもその病院の世話にはなりたくない思いが強まり、電話を切った。
開院時間まで歩いて過ごす
電話を切った時に5時前くらいで、開院時間を9時としてもまだかなり時間があった。
妻を起こしてもなす術はないし、さてどうしようかと考えた。
色々と試した結果、歩いている時が一番ラクだった。
椅子に座っていても、立っていてもきつく、横になるのは先ほど激痛が思い出されて怖くてできなかった。
天気も良いし気分転換にもいいか、として、外にでた。
起きたときに私がいないと妻が驚くだろうからそれまでには戻ると決めて、歩き出した。
同じ街並みも普段歩かない時間に歩くと面白く、結局1時間くらい歩いた。
家に帰ると妻が起きてて、事情を説明した。
その日は日曜で、仕事があったが、休むことを決めて、自宅で開院時間を待った。
その間も時折電気が流れるような痛みが左の横っ腹に走り、時間が長く感じた。
病院へ。そして診断結果は・・・
日曜に診察をしている近所の病院に行った。
※病院でもなかなかの出来事があったが、これについてはまた今度書きます。
診断結果は「筋肉痛」。
ネットで調べて自分で判断した病名は「ぎっくり脇腹」だった。
<ぎっくり脇腹とは?>
腕をあげた時や、肩を動かした時などに、脇腹の痛みが突然出現することを言います。振り向いたり、体を捻ったり、、腕を伸ばしたり、日常の動きにも支障を来します。病院でレントゲンやMRIを撮りますが、何も写らない事が多いです。そのため、軽視されて薬だけで対処されることが多いです。しかし、早く対処しないと痛みが長引き、呼吸するだけでも痛くなったり、何もしていなくても痛くなったり、重症化することがあるため、危険です。
参照元:やぎはし整体院
ぎっくり脇腹というものがあることすら知らなかったのでびっくりした。
医者に「最近、何か重いものを運んだりしませんでしたか?」と聞かれ、確かに思い当たることがあり、その日の夜か、その翌日の夜にぎっくり腰同様の電気が流れるような痛みがわき腹にあり「痛い!」と声を出したことを思い出した。
今はもう平気だが、回復するまでに1週間くらいかかり、今も重いものを持ち上げるときは腰とわき腹に気を付けている。
※ぎっくり腰を過去に2回やっています。
加齢と健康管理の大事さを知る
ぎっくり脇腹になった原因は
- 慢性的な運動不足
- 急激に筋肉を使った(重いものを持った)
大きくはこの2点でした。
イチローの名言に「プロ野球選手は、怪我をしてから治す人がほとんどです。しかし、大切なのは怪我をしないように普段から調整することです。 怪我をしてからでは遅いのです」というものがあります。
- クラブハウスでも「ソファは腰に負担がかかる」としてパイプ椅子を使用
- スパイクを履いたままで階段を使用すると滑って捻挫の可能性があるとして必ずスロープを使用
- 怪我しやすいヘッドスライディングをしない
- サヨナラゲームでチームメイトが騒いでいる時でも、誰かにぶつかられても衝撃を緩和せるように対策をとる
- 早く練習を始めて体を多く動かす
これらのことを実践しているそうです。
一般人にとってもケガは大敵。
日頃からもっと気を付けないといけないと痛感しました。。
40歳を超えたら特にですね。。